戦災復興の過程で生じた木造密集住宅を収容するため、旧広島城跡に計画された公営住宅であり、広島復興の総しあげと呼ばれた歴史的な大作です。建築家ル・コルビュジェが提示したスタイルを継承しつつも、大高正人のメタボリズムへの解釈などのオリジナリティが織り込まれています。
今回は、ピロティ・商店街・人工地盤のほか、通常非公開となっている屋上庭園を、分かりやすい解説とともに特別に見学します。さらに初の試みとして、敷地内にある小学校の校舎もあわせて見学します。
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広島県広島市中区基町
竣工:1978
設計: 大高正人、藤本昌也
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