旧安田楠雄邸｜イベントレター｜open! architecture ー建築のまち・東京を開放する

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建築×音楽　-　音楽で建築を元気にする「都市楽師プロジェクト」　-
建築を「よく観ること」、そして「感じる」ことをopen! architectureは、とても大切に考えています。造作の素晴らしさは実際に観て学んで愉しむ、そして、その空間が持つ豊かな雰囲気を体感することにより、一層建物への愛着が増すのではないでしょうか。そんなことから、第1回目のイベント以来、音楽をエッセンスに建築を「感じる」イベントを試みています。それが、都市楽師プロジェクトです。都市楽師は、中世後期、ヨーロッパ各都市に実在していました。彼らは、時を告げるために塔からラッパを吹いたり、祝事に広場で演奏会をしたり街や建物を舞台に市民のために音を奏でる音楽家たちだったようです。街や建物、そしてそこに住まう人達を元気にするために・・・。さて、時空を越えて、現代の日本に甦った、都市楽師たち。今年のopen! architectureでは、どんな活躍をしてくれるのでしょうか。
優雅な空間でハーブの調べに酔いしれる　-　旧安田楠雄邸　- 邸内回遊式演奏会と建物見学旧安田楠雄邸は、1919（大正8）年に建てられた和洋折衷の近代和風建築です。和洋折衷と言っても、和の空間と洋の空間が住み分けられています。そこで、考えたのが「邸内回遊式演奏会」です。それぞれの趣を持つ空間を、音楽とともに愉しみながら回遊するという面白い試みです。昨年のリュート演奏は、大盛況に終わりました。今年は、ハープの弾き語り。中世時代の都市楽師たちが使った小さめのゴシックハープ。古楽器の珍しい音色も楽しみです。アーティストは、バロックオペラに出演するほか、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトなどの作品のソリストをつとめる名倉亜矢子氏。美しい意匠の施された室内を移動しながら、穏やかな中世ヨーロッパの響きの変化をお愉しみください。夕方の部は生命力溢れる美しい緑の庭園、夜の部はライトアップされ幻想的に浮かび上がる庭園も、より一層、豊かな空間を演出してくれます。	昨年のリュート演奏
イベント情報終了いたしました日時 2009年5月30日（土）夕方の部16:30－18:00（開場16:15）　夜の部18:30－20:00（開場18:15）出演名倉亜矢子 (歌、中世ハープ)、　たてもの応援団（建築解説）曲目「グリーンスリーブス」「美しいドエット」「おぼろ月夜」などを予定。会場旧安田楠雄邸　（千代田線「千駄木」下車徒歩6分）料金 3,500円　（全席自由/建物維持費込み/各回定員30名）